わたしは毎日ワンピースを着る生活を送っています。好きな服を365日身につけるのは、とても快適。

そんなわたしが着ているワンピースは、実は手作り。イチから自分で縫っています。
洋裁を始めて手作り服を着るようになって、わたしの生活はガラリと変わりました。今回は、服を作るようになって生まれた変化について紹介します。
洋裁を始める前の自分
服を作る前のわたしは、ファッション迷子でした。
毎朝、何を着ようかクローゼットの前で悩む日々。服の数はたくさんあったけれど、何をどう組み合わせて着るかなかなか思いつきませんでした。
服を買うときも一苦労。お気に入りのショップはいくつかあるものの、うろうろと店の中を見て回るものの自分の望む形のベストには出会えず。妥協して「これならいいか」と選ぶことも多かったように思います。
そんなわけで、いつしか服のことを考えるのがストレスになっていました。
ファッションが趣味なら時間とお金をかけるのもありですが、わたしの場合はそうではない。服は趣味ではないのに、労力をかけなければいけない面倒なもの。そんな位置付けになってしまっていました。
服を作るようになって変わったこと
そんなわたしが服を作り始めたきっかけは、「自分にとってベストな服を着たい」と思ったから。自分で作れば、「ボタンは何個」「丈はこのくらい」など細かい要望にも応えられます。
結果的に、この決断がわたしをファッション迷子から救ってくれました。自分で服を作るようになって、わたしは服のことが改めて好きになりました。
洋裁を始めて起こった変化は、主に以下の5つです。
服選びのストレスが減った
以前までのわたしは、服選びに強いストレスを感じていました。
コーディネートを考えるのが得意ではないため、手持ちの服から何をどう組み合わせようかと悩む毎日。
自分でワンピースを縫うようになってから、そのストレスとは無縁になりました。
まず、ワンピースなのでコーデを考える必要はありません。1着選んで身につけるだけです。しかもすべて自分が選んだお気に入りの布で作ったものなので、どれを選んでも好きなものばかり。
また、作る際に細かい好みも反映させています。丈は長め、丸襟、ポケット付きなど、自分のこだわりが詰まったワンピースたちは着ていてとても快適です。
服への浪費が減った
市販の服を買っていたときは、浪費しがちでした。
お店に足を運んで、なんとなく店内を見て回って、「かわいい!」と思うものがあればとりあえず買う。
そんな買い方をしていたため、買ったはいいもののイマイチ着こなせない服が家に溜まりがちでした。
服を自分で作るようになって、そういった衝動買いは完全になくなりました。そういった意味で、服への浪費はなくなったと言えるでしょう。
服を作る上で必要な布は、安いものではありません。ワンピースを1着作るのに必要な生地は3.5〜4m。布はピンキリですが、激安のもので1m500円ほど、高いものでは数千円することもあります。
でも、作る服はすべて「こんな服が着たい」と思ったもの。出来上がったものは必ず日常的に着るため、生地代を被服費として計上しても市販品を買っていたときより節約になっています。
既製品を見る目が変わった
服を作るようになってから、既製品の服を見る目も変わりました。
縫製を見て「ここはこう縫うんだ」と新しい発見があったり、自分で作って難しかった部分を参考にしたり。
また、使われている生地も気になるようになりました。柄や着心地の良さなど、生地にこだわって服を作っているため、既製品を見るときも生地を見て良し悪しを判断するように。
また、お店で服を見ていて「自分で作るならこの部分はもっとこうするな」などと思うようになりました。以前は市販品に多少気になる点があっても妥協して買っていたけれど、自分で作るならそういった部分は工夫できます。
だから既製品の服を見ていても「ほしい」という気持ちは薄れてきました。反対に「これを自分で作るならどうするか」と考えるように。
既製品の服も、すばらしい点はたくさんあります。洋裁をするようになって、「このクオリティをこの値段で買えるなんてすごいよな」とリスペクトを抱くようにもなりました。
服を大切にするようになった
服を作るようになってから、以前よりも服を大切にするようになった気がします。
それは、服を1着作る大変さを知ったから。
洋裁を始めて数年たちますが、いまだにワンピースを作るときはヒーヒー言いながら取り組んでいます。どの工程も難しいし、少し気を緩めるとうっかり失敗してしまうことも多々。
だからこそ、服の扱いが丁寧になりました。1着を大切に着るようになったし、手持ちの服はどれも愛着が湧くお気に入りのものばかりです。
また、「安いから買う」ということもなくなりました。
洋裁を始める前のわたしは「セールだからとりあえず買っちゃおう」と購入を決めることも多かったのですが、服1着の重みを感じるようになって衝動買い自体が減ったように思います。
趣味が増えた
この記事の冒頭で、以前のわたしはファッション迷子だったと書きました。服は趣味ではない、とも。
ところが、洋裁を始めてある意味で「服が趣味になった」と言えるようになりました。
服作りに使う布を選ぶのはわくわくします。次はどんな柄のワンピースを作ろうかな、と手芸店を見て回る時間はときめきが止まりません。
作る工程は大変で「めんどくさい〜!」と思う瞬間もたくさんあるけれど、それだけ手間をかけて1着の服を作り上げるのは何物にも変え難い幸福感があります。
出来上がった服を着てお出かけするのも、洋裁の楽しみの一部。お気に入りの1着を身につけていたら、その日は1日ハッピー!
洋裁という新しい趣味が増えて、わたしの日常は華やかになりました。作る楽しさと、出来上がったものは着ることができるという実益を兼ねた、満足度の高い趣味だと思います。
おわりに
洋裁を始めて、わたしの服との付き合い方はガラリと変わりました。
お気に入りだけを身につけて、無駄遣いも減り、服に関するストレスはほぼゼロに。逆に「わたしは服が好きなんだ」と素直に思えるようになりました。
洋裁は手軽な趣味とは言えませんが、それだけやりがいのある趣味です。どうしてもお気に入りの服に出会えない、という場合の選択肢のひとつとしておすすめしたい、素敵なものだと思っています。

