こんにちは、あおい( @aoironote16)です。
不機嫌な人に異常に怯えたり、音に敏感すぎたり。日常生活の中で「繊細」な自分に苦しむことがよくあります。
この生きづらさを何とかしたいと、対処法を知るため手にしたのが『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』。
「HSP」という性質を持つ繊細な人が、自分を抑え込むことなくそのままで元気に生きるための本です。具体的な対処法はもちろん、繊細な自分を肯定してくれるあたたかい言葉に安心しました。
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- 人の感情に振り回されやすい
- 音や光などの刺激に敏感である
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『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』
さまざまな刺激に対して敏感すぎる気質を「HSP」と呼びます。本書の著者自身もHSPであり、自分の繊細さに苦しんできた1人だそう。
そんな著者が、HSP専門カウンセラーとしての経験を生かして書かれたのがこの本です。
HSPの人は、自分の敏感すぎる気質を押し殺して我慢しがち。でも、それは決してラクなことではありません。
繊細さは、克服すべき短所ではなく活かすべき長所ととらえる。そうすることで、自分のままで元気に生きることができるんです。
音や光などの刺激から、人間関係、仕事まで。本書では「繊細さん」が出会いやすい問題への具体的な対処法が挙げられています。
著者やカウンセリングに来た方々の体験談も交えられ、「あるある!」と共感することばかり。「自分は人よりも繊細すぎるかも?」と感じているならば、ぜひ手に取ってほしい1冊です。
[ad#co-2]「繊細さん」がラクに生きる技術
ここからは、本書で紹介されている刺激への対処法の中から、私が特に参考になったものを挙げていきます。
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同じ「繊細さん」でも、どんな刺激に敏感かは人によって異なります。そのため、ここで紹介する対処法は参考にならない方もいるかも。
気になったら、ぜひ本を読んで自分に必要なものを探してみてくださいね。
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相手の気持ちは意外と外れている
わかるのは、怒っているな、イライラしているな、という相手の感情(機嫌)まで。「相手がなぜ今、その感情になっているのか?」という「感情の理由」を正確に当てることはできません。
『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』より
人間関係で苦労してきた理由の1つが、周りの人の機嫌がとっても気になるからでした。
特に、ネガティブな感情は強く感じやすいもの。不機嫌な人が近くにいると、それだけで息苦しくなり緊張してしまいます。
[say name=”あおい” img=”https://bluelog-note.com/wp-content/uploads/2018/10/58A98AB5-A365-4392-9274-DA65732AC9A2.png”]不機嫌な人が出す音が苦痛、という記述には「同じ人がいた…!」と嬉しくなりました。[/say]
この「人の感情に振り回される」という問題への対処法は、「実際に確認してみる」という大胆なもの!
というのも、繊細さんは相手の気持ちを勝手に予測してしまっているだけ。実際にその人がどう思っているかは意外と外れている、という事実を知ろうというのです。
最初は、食事の感想など安全な場面でOK。相手がどう感じているかを予測したあと事実を確認することで、「何を考えているかまでは意外とわからないもの」と実感できます。
そうすれば、不機嫌な人に遭遇しても必要以上に怯えなくて済みます。
人は自分に負い目があるとき、負い目に注目しがちです。
『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』より
確かに、他人の不機嫌オーラを自分に結びつけてしまうことがよくありました。でも、事実は「不機嫌であること」だけ。勝手にいろいろと憶測していたのかも、と思えました。
五感のうち鋭い感覚から防ぐ
感覚を鈍らせたり心を閉ざすのではなく、まずは刺激を物理的に防ぐことです。
『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』より
繊細さんは、日常のささいな刺激にも敏感に反応してしまいがち。そんなとき、無理に感覚を麻痺させるのはつらいだけです。
刺激から身を守るポイントは、五感のうち鋭いものから物理的に対策すること。
例えば私の場合は、聴覚が最も敏感。寝るときに外を通る車の音などが気になったり、些細な音にもびっくりしてしまいます。
そんなときは、耳栓をするなど気になる音を遮断する工夫をするといいそう。つい我慢しがちですが、自分が快適と感じる環境を徹底的に作ってOKです。
[say name=”あおい” img=”https://bluelog-note.com/wp-content/uploads/2018/10/58A98AB5-A365-4392-9274-DA65732AC9A2.png”]自分を甘やかしていいのかな?と思っていたけど、体の声に耳を傾けてきちんとケアすることが繊細さんが元気に過ごすポイントみたいです。[/say]
自分の本音を何より大切にする
繊細さんは非・繊細さんよりも数多くのことに気づきます。気づくからこそ相手に譲る回数も多くなり、自分が後回しになってしまう。
繊細さんが元気に生きるには、自分の「こうしたい」という思いを大切にし、「こんなにわがままでいいのかな」と思うくらい積極的に自分を優先していく必要があるのです。
『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』より
繊細さんは、その気質ゆえに人の感情や仕事の問題点に気づきやすいもの。そうして他人を優先し、自分のことは後回しになりがちです。
でも、それでは周りに振り回されっぱなしで疲れてしまうだけ。大事なのは「自分がどうしたいのか」をきちんと感じ取ることです。
本当は、外部だけでなく自分の内側のことも敏感に感じ取れるはず。その感覚を認めて「こうしたい」という思いを叶えることが、繊細なままで元気に生きる上で何より大切だといいます。
気がつきすぎるからこそ、世間の声や周りの目などさまざまなものに振り回されて自分の本音を優先できていなかったという事実にハッとしました。
[say name=”あおい” img=”https://bluelog-note.com/wp-content/uploads/2018/10/58A98AB5-A365-4392-9274-DA65732AC9A2.png”]迷ったときに自分の本心を見極めるために、日々「こうしたい」という些細な本音から叶えていきたいです。[/say]
[ad#co-2]まとめ
繊細さんは、自分の本音を大切にすることでたくましくなっていくのです。
『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』より
『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』を読んで何よりよかったのは、繊細な自分をまるごと肯定してもらえたこと。
このままではダメだ、と自分を責めることも以前はありました。しかし、生まれ持った気質である繊細さは変えられるものではないんです。
繊細さを長所として活かして、元気に過ごすことができる。
具体的な対処法はもちろん役に立ちます。そしてそれ以上に「そのままで大丈夫」という優しいメッセージを受け取ることができる素敵な本です。
繊細さとともに、実際に一歩前に進むことができる実践的な1冊。同じ悩みを持つ方は、ぜひご一読を。
それでは、あおい( @aoironote16)でした!