【感想】『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』で心を鍛える

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こんにちは、あおい(@aoironote16)です。

 

私には、心の病に苦しんだ経験があります。

原因も病名もはっきりせず、つらい毎日を送っていました。

 

そんなとき通っていた心療内科で知った「マインドフルネス」という心理療法

これが私の心の指針となり、普通の生活を送れるようになった今でも大事にしています。

 

当時マインドフルネスを実践するために買った本が『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』でした。

今でも心がしんどいときはこの本を開きます。

 

 

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マインドフルネスとは

マインドフルネスとは、一言で言うと今この瞬間をあるがままに生きるということ。

 

病気を治すための心理療法という枠を超えた「現代人が身につけるべき心の在り方」といっても過言ではありません。

現にGoogleがそのプロセスを社内に取り入れるなど、企業での活用も広がっています。

NHKで特集が組まれることもあり、最近かなり注目されている気がします。

 

人間はとにかくいつも考えています。

そしてその思考は目の前の「今」にとどまらず、未来や過去に飛んでいることもしばしば。

わからない未来のことを考えて不安になったり過去のつらい体験について考えるのは、脳のストレスになるのです。

 

目の前の一瞬を感情にとらわれずに生きるということ。

この状態を目指すのがマインドフルネスです。

『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』

マインドフルネスは病気に関係なくどんな方でも取り組むことができます。

ただ、本書はタイトルに「うつ・不安障害」とあるように精神疾患を治すことを目指す本です。

「治す」ことに特化した本

とにかく具体的にマインドフルネスを実践する方法が書かれています。

そのため、病気でつらい方でも取り組みやすいと思います。

 

「治す」ことに特化しているので、読んですぐに実践できるところがありがたかったですね。

 

逆にマインドフルネスについての理解を求める方には物足りないと思います。

マインドフルネスについてより深く知りたい方は、以下の2冊がおすすめ。

10段階のステップ

マインドフルネスな心の在り方はすぐに身につくものではありません。

この本では10のステップに分けて段階を踏んで進んでいきます。

 

本書に用意されているステップは以下の通り。

  1. 基本的なトレーニング
  2. いつでもできる呼吸法
  3. 感情を知る
  4. 人生の価値・願い
  5. 日常生活を薬に
  6. 思考の特徴を知る
  7. 不快なことを受け入れる
  8. つらい連鎖の解消
  9. 生きる智慧
  10. これからの課題

 

1つのステップにかかる時間は1か月。

つまり本書は10か月かけて実践することになっています。

 

長いような気がしますが、実際に行ってみるとそれくらい時間をかける必要があると感じます。

心のクセはそう簡単に変わるものではないので、「早く治したい」という方ほど焦らずじっくり取り組む必要があるはず。

実践内容は具体的

実践すべき内容はとても具体的に書かれているため、何をすればいいか迷うことはありませんでした。

 

例えば第1セッションでは、

  • 毎朝7時までに起きる
  • 運動をする
  • 呼吸法をする
  • 行動中のマインドフルネス

などやるべきことが課題として書かれています。

7時起床など基本的なことも課題になっており、心がしんどいときでも取り組みやすいと思います。

 

マインドフルネスの具体的な手法として代表的なのが「呼吸法」。

呼吸に意識を向け、雑念が浮かんできたら呼吸に意識を戻す。

これを繰り返すことで心の筋肉が鍛えられるというものです。

 

呼吸法は初めてだと難しいです。いや、私は今でもうまくいかないことが多いですね。

 

しかしこれはマインドフルネスを身に着けるために大切なもの。

本書では呼吸法に取り組む際のポイントがしっかり書かれているので、とにかく実践第一です。

 

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実践することに意味がある

本書の冒頭には、「うつ病は治ります」とはっきり書かれています。

しかし、そのためには自分自身が治すという意識を持つことが必要不可欠です。

 

治すためには、何より実践が大切です。はじめは少ない時間でも、数か月経過した時に毎日30分の実践ができるようになれば症状が軽くなります。日々の訓練の積み重ねが大事なのです。

出典:うつ・不安障害を治すマインドフルネス

 

当たり前ですが、本書を読んだだけでマインドフルネス的思考が身につくわけではありません。

実践して初めて効果があるのです。

 

私自身も数年前、心療内科の先生に勧められたのをきっかけにマインドフルネスに取り組み始めました。

毎日短時間でも呼吸法に取り組み、つらい思考に巻き込まれたときはそれをただ観察します。

 

今、私が元気に生活できているのはこのマインドフルネスという心理療法のおかげでもあると思います。

感情に飲み込まれそうになることもまだありますが、本書の実践を思い出して落ち着くことが多いです。

まとめ

  • マインドフルネスを実践するなら必読
  • 心を鍛えて生きやすくなる

 

マインドフルネスはまだ広く知られてはいませんが、現代を生きる上で身に着けるべきものであると私は思います。

感情に振り回されず生きることができれば、日常生活のストレスはかなり軽減されますよ。

 

それでは!

 

 

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