毎年発売される手帳は、それぞれに魅力的な機能やデザインが備わっています。しかし、たくさんの中から自分に合った1冊を見つけるのは至難のわざ。
そこで、本記事で各社から発売されている手帳を特徴ごとにまとめました。
定番の人気ブランドから高級感のあるものまで、幅広く揃っています。手帳選びの参考にどうぞ!
長く使い続けたい!歴史ある定番ブランド
NOLTY(能率手帳)
1949年から続く老舗ブランド、能率手帳。名前をNOLTYに変更してからは、長く愛されてきた定番の手帳に加えて新しいラインナップを発売するなど進化を続けています。
NOLTYの魅力は、ラインナップの豊富さと比較的リーズナブルな値段。
ただし、長年人気を誇ってきた「能率手帳ゴールド」は別格。お値段が少々張るものの、やわらかな本革を使用した表紙で高級感のある作りとなっています。
通常盤と小型版があるので、好みのサイズを選ぶことができるのもポイント。
また、「NOLTY U」シリーズは定番品に比べてスタイリッシュなデザインとなっています。スカイブルーやチェリーピンクなどの明るい色も選べるのが嬉しい。
ペイジェム(PAGEM)
NOLTYと同じ日本能率協会が展開する人気シリーズ。
「ページ(PAGE)に宝石(GEM)のようなかけがえのない毎日を記してほしい」という願いが込められています。
ペイジェムの特徴はかわいいデザインの表紙。華やかなパステルカラーや花柄などがあり、女性に人気を博しています。個人的なお気に入りは、リバティとのコラボデザイン。
マンスリーのみやウィークリーなどラインナップも豊富。ライフスタイルに合わせて選べます。
家族の予定もまとめて管理できる「ペイジェムファミリーマンスリー」も人気です。記入欄が分割されているので、数人分のスケジュールもすっきり書き込めます。
高橋書店
手帳市場シェアNo. 1を誇る高橋書店。「手帳は高橋」というキャッチコピーが有名です。
高橋の手帳の強みは、ラインナップがとにかく多いこと。サイズやフォーマットなど、自分に合ったものが必ず見つかります。
また、老舗だからこそ手帳もこだわって作られています。インクがにじみにくい紙質や丈夫な装丁などが魅力。
memo
ちなみに、高橋の手帳は実は「書籍」で、ちゃんとISBNコードも付いているそうです。確かに書店で売られていますもんね。
また、高橋書店から新たに発売された手帳シリーズ「torinco」もおすすめ。
長い歴史でつちかってきたクオリティの高さと、モダンで洗練されたデザインを併せ持っています。
使い方はあなた次第、自由度が高い人気シリーズ
ほぼ日手帳
とにかく自由に使うことを目的に作られた、ほぼ日手帳。その最大の特徴は1日1ページの広々としたスペースです。
もうひとつの魅力は、トモエリバーという紙が使われていること。薄くて軽いうえにインクの裏抜けも少ない、手帳のために作られた紙です。
また、ほぼ日手帳はカバーを選ぶ楽しさもあります。シンプルで安価なものから革製の高級品まで、専用のカバーが毎年たくさん発売されます。
ほぼ日手帳本体は簡素なデザインとなっており、カバーなしだとちょっと使いにくいので気をつけてくださいね。
ラインナップは以下の3種類。
[list class=”li-check”]
- オリジナル(文庫サイズ)
- カズン(A5サイズ)
- weeks(週間タイプ)
[/list]
1日1ページタイプは2サイズ展開。加えてウィークリータイプも用意されています。
下敷きやメモ帳など、手帳とセットで使えるオリジナルグッズも豊富に売られています。グッズ選びの楽しさも味わえる素敵な手帳です。
ジブン手帳
コンセプトは「一生つかえる手帳」。
- 手帳本体の「DIARY」
- 人生を記録する「LIFE」
- ノートとして使える「IDEA」
ジブン手帳は、これらがセットになった3分冊スタイルとなっています。
DIARYはマンスリーとウィークリー、そしてちょっとめずらしいガントチャートが収録されています。
ウィークリーは24時間軸のバーチカルタイプなので、どんな予定も細かく記すことができて便利。記入欄も細かく設定されているので、「手帳に何を書いたらいいかわからない」という方でも使いやすいはずです。
LIFEには長く残しておきたい情報を記録。分冊となっているので、年が変わっても差し替えて使い続けることができます。記念日やライフイベントなどのページが用意されています。
IDEAは方眼メモ帳。ノートとして、日記としてなど使い方は自由です。
もちろんDIARYのみの販売もされているので、シンプルに使いたい方でも大丈夫。
A5スリムとB6スリムの2サイズが選べるほか、ビジネスシーンにも使えるシックな「ジブン手帳 Biz」もおすすめです。
私のジブン手帳の使い方は以下の記事で紹介しています。
合わせて読みたい
【ジブン手帳】私の使い方を公開!1冊で生活の全てを管理する活用術
EDiT
「人生を編集する」をコンセプトに作られたEDiTは、シンプルかつ機能的な手帳。手帳としての使いやすさが人気です。
フォーマットは以下の4種類から選べます。
- 1日1ページ
- 週間バーチカル
- 週間ノート
- 月間ノート
EDiTのもう1つの魅力は、豊富なカバーデザイン。上品ながら乙女心をくすぐるかわいい表紙が多く用意されています。中にはポール&ジョーとのコラボデザインなども。
トラベラーズノート
牛革カバーにノートリフィルをセットして使用する手帳です。
シンプルな作りだからこそ、自由にカスタマイズできるのが特徴。専用リフィルには月間・週間スケジュールやノートなどがあり、用途によって組み合わせることができます。
また、革カバーは使い込むほどに味がでてくるもの。中身だけ入れ替えられるので、長く使い続けられるのも魅力です。
高いカスタム性と革を育てる楽しさから、ファンの多いノートです。
サイズは広々書けるレギュラーサイズとコンパクトに持ち歩けるパスポートサイズの2種類。革のカラーも5色から選べます。
シンプルさが魅力!機能的な手帳
キャンパスダイアリー
大学ノートの定番であるキャンパスノートの手帳版。長年愛されてきたノートとしての書き心地やシンプルなデザインが特徴です。
ビジネスシーンではBizタイプもおすすめ。カバー付きで1年間きれいに使えるうえ、落ち着いた色味で大人の手帳にぴったりです。
専用ノートカバー を使えば2冊まとめて持ち歩きも可能。ダイアリーとノートを挟めば便利に使えます。
MDノートダイアリー
余白がしっかり取られたデザインが特徴的な手帳。フォーマットは最小限にとどまっていて、かなりシンプルな作りになっています。
そのシンプルさゆえに、使い方は無限大。たっぷりの余白を活かして、自由に書き込めるのが魅力です。
月間スケジュールページは、カレンダー部の周りが無地になっています。今月の目標を書いたり、TODOリストを作ったり。イラストだって描けちゃいます。
巻末には計145ページのメモスペースも。罫線と無罫どちらも収録されているので、内容によって使い分けられるのもポイントです。
デザインだけでなく、装丁も最低限。真っ白な表紙に、むきだしのしおり紐が目を引きます。好きなカバーをつけたりデコレーションしたり、カスタマイズしても楽しいです。
サイズのラインナップは以下の5種類。
- 文庫
- 新書
- A5
- A4変形判
- A5薄型
ロルバーンダイアリー
デルフォニックスから発売され、多くの方に愛されているリングノート「ロルバーン」。その手帳も人気です。
ゴムバンド付きで、カバンの中でも開かず便利。また、クリーム色の紙は目に優しく温かみも感じられます。
ロルバーンダイアリーはサイズ&カラー展開の豊富さも魅力。主なサイズは以下の5種類です。
- M
- スリム
- L
- A5
- XL
手のひらサイズのコンパクトなものから、B5程度の大判サイズまで。使い方に合わせてぴったりのものを選べます。
カラーバリエーションは鮮やかな単色からかわいいフルーツ柄、メタリックカラーまで。さまざまなデザインが揃っています。
すべてのサイズに豊富なメモページとクリアポケットが付属しています。特にポケットには、チケットや資料などちょっとしたものを入れられて便利。
リングノートとして人気のロルバーンですが、薄くて軽いホチキス綴じタイプの「ロルバーンノートダイアリー」もあります。スリムに使いたい方におすすめ。
ハイタイド
フォーマットは12タイプ、表紙は色柄合わせて281種類が揃うハイタイド。
定番のロングセラーから毎年発売される新しいデザインまで、ラインナップがとにかく豊富なのが特徴です。
表紙が蓋つきポケットになっている「フューゲン」やゴムバンド付きでおしゃれなデザインの「レプレ」など、個性的な手帳も数多く揃っています。
自分だけの1冊を見つけたい方におすすめ!
無印良品
ムダを省いたシンプルなデザインと豊富なラインナップが魅力である、無印良品の手帳。余計なフォーマットがないので、自由に使うことができます。
シンプルなのでシーンを選ばず使うことができます。逆に、がっつりカスタマイズすることも可能。
価格が安く、手に取りやすいのもポイントです。手帳にこだわりがない方こそ、安価で高品質の無印良品をおすすめします。
また、いつからでも使い始められるフリータイプも人気。日付を自分で書き込めるので、中途半端な時期に手帳が必要になっても安心です。
セパレートダイアリー
1冊の手帳なのに、中身が上下2段にわかれているセパレートタイプの手帳。マンスリーとウィークリーを同時に見ることができるため、予定管理が快適に行えます。
サイズはA5とB6の2種類。フォーマットは以下の3種類から選べます。
- ウィークリー&マンスリー
- デイリー&マンスリー
- マンスリー&マンスリー
ページを行ったり来たりすることなく使えるので、スケジュールを立てる作業がスムーズに行えます。上下ともマンスリーのものは長期の予定を確認するのに便利。
CITTA手帳
「未来を予約する手帳」というコンセプトで人気の手帳。見通しの良い見開き2ヶ月のマンスリーと、24時間バーチカルで使いやすいウィークリーが特徴です。
CITTA手帳が提案する使い方は、予定だけでなくやりたいことや習慣にしたいことなどなんでも書き込むこと。後回しにしがちなことも、予定として組み込んでしまうことで実行しやすくなります。
また、この手帳のもう一つの特徴は「ワクワクリスト」。自分がやりたいと思うことを毎月書き出せるページです。
思いつくままにやりたいことを書くことで、それを達成するために具体的になにをすべきかが明確になります。
主婦日記
名前の通り、主婦が使いやすい様々な工夫が盛り込まれています。
まず、月間・週間ページはとてもシンプル。自分で線を書き込み項目別に書き込むという使い方が提案されています。
他にも、1日の過ごし方を書く時間表や1年を見通せる年間予定、季節に合わせた家事ごよみなど。主婦として働く上であると便利な1冊となっています。
手帳本体はシンプルな作りなので、別途カバーをかけたりペンホルダーを取り付けたりするのがおすすめ。
高級感ある手元に置きたいおしゃれな手帳
モレスキン
ノートとしても人気が高いモレスキンの手帳。長い歴史を持ち、多くの方々に愛されてきました。
洗練されたシンプルな装丁は飽きの来ないデザイン。ゴムバンド付きで持ち運びにも優れています。長年変わることなく販売されているので、ずっと同じものを使い続けたい方にもおすすめです。
フォーマットも豊富。マンスリー、ウィークリー、そしてデイリーまで幅広く揃っています。
モレスキンダイアリーのサイズは主に以下の2種類。
- ポケット…手のひらサイズで携帯しやすい
- ラージ…ひろびろと筆記できる
また、カバーはハードとソフトを選ぶことができます。重厚感がある佇まいのハードカバーは、立ったままの筆記にも便利。ソフトカバーはページをめくりやすく、コンパクトで軽めの作りとなっています。
スマイソン
英国王室御用達の高級ブランドであるスマイソン。手帳やノートのほかに、革小物なども扱っています。
スマイソンの手帳は、「フェザー・ウェイト・ペーパー」という紙が使われています。名前の通り、羽のように軽くて薄いのが特徴です。淡いブルーが美しく、万年筆も裏写りしません。
高級感のあるレザーの表紙は、使い込む楽しさもあります。手帳としてはやや高価ですが、その質の高さはお墨付きです。
まとめ
手帳は、それぞれに違う魅力があります。自分に合った1冊を見つけて、日々の生活をより楽しんでくださいね。
それでは、八朔(@hassaku_tbn)でした!
▼本記事で紹介した手帳はこちら
- 能率手帳ゴールド
- NOLTY U
- ペイジェム
- ペイジェムファミリーマンスリー
- 高橋手帳
- torinco
- ほぼ日手帳オリジナル
- ジブン手帳
- EDiT
- トラベラーズノート レギュラー
- トラベラーズノート マンスリー
- キャンパスダイアリー
- MDノートダイアリー
- ロルバーンダイアリー
- セパレートダイアリー
- CITTA手帳
- 主婦日記
- モレスキンダイアリー
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