こんにちは、あおい(@aoironote16)です。
スケラッコさんの漫画『大きい犬』を読みました。
これが私の好みにドンピシャで、心をわしづかみにされちゃいました。
このちょっぴり不思議な世界観に一度ハマると、大切な作品になること間違いなしです。
『大きい犬』はこんな漫画
7編の作品が収録されている、スケラッコさんの短編集。
「このマンガがすごい!2018」オンナ編で第9位にランクインしています。
目次はこんな感じ。
- 大きい犬
- 七福神再び
- クリスマス幸子
- 梅・桃・桜
- 彼の友達
- ホーライくん
- 小さい犬
とある街に住む大きい犬と、犬語が話せる高田君の交流を描く表題作「大きい犬」。
実は七福神の1人だったおじいちゃんが再結成を目指す「七福神再び」。
異常気象の進んだ地球から移住が進む「梅・桃・桜」など、幅広い物語が繰り広げられます。
ゆるくて柔らかいタッチの絵で描かれるこれらの物語には、少しだけ非日常が潜んでいます。
家ほどもある大きな犬やSNSを使いこなす七福神、移住にピッタリなトーイ星などなど。
それでも、読み始めると違和感なくその世界に溶け込んでいけるのです。
短編集だからどの話も30ページほど(もしくはそれ以下)なのに、各話ごとに広く深く世界が広がっている感じ。
連載サイトで表題作「大きい犬」が試し読みできるので、ぜひ読んでみてください。
>>トーチweb
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犬に惹かれて手に取ったけど
私は犬がとにかく好きで、このマンガを手に取ったきっかけも表紙のインパクト大な犬の絵でした。
しかし、本作は決して「ただ犬がかわいいマンガ」ではないと思っています。
(もちろん登場する犬はかわいいですが!)
現実世界ではありえないほど大きい、不思議な犬についての説明は全くありません。
大きい犬(名はペロ)は初めからただそこにいて、ペロと出会った高田くんも驚きつつ割とすぐ慣れます。
そして読み手は高田くんとともに、ペロの存在をすんなり受け入れちゃうんです。
この物語は、大きくて不自由な犬の話。
その大きさゆえに気づかないうちに自分に制限をかけていたペロが、自由に気がつく話です。
本作は犬好きかどうかに関わらず、優しい気持ちになる物語がつまっています。
非日常を描いているのに、読むと日常を生きる気力がわいてくる。
そんな不思議な漫画です。
完全にスケラッコさんの描く世界のとりこになってしまった…
まとめ
なんだかちょっと疲れているとき、優しい気持ちになりたいとき。
そんなときにはこの『大きい犬』を読んでほしいです。
きっと私は、この先何度もこのマンガを開くと思います。
それでは、あおい(@aoironote16)でした!
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